連載 数式不要!はめ込み統計学 保健師のための統計これだけ・12
多変量解析に挑戦しよう!
加藤 丈夫
1
1山形市保健所
pp.1064-1069
発行日 2019年12月10日
Published Date 2019/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201333
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病気は大別すると,単一遺伝子病と多因子疾患に分けることができます。
単一遺伝子病とは単一の遺伝子の異常によって発症する病気です。例えば,X染色体上にある血液凝固第8因子遺伝子の異常により血友病Aが男児に発症します。また,第4染色体上にあるハンチンチン遺伝子の異常により男女にハンチントン病が発症します。つまり,特定の遺伝子異常と病気の発症には1:1の対応関係があります。いわゆる,「遺伝病」と呼ばれる疾患の多くは単一遺伝子病です。
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