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江戸川区8020応援キャラクター「リッパー」を用いた歯科保健啓発活動
佐藤 裕子
1
,
佐藤 昌美
1,2
,
木村 美由紀
1
,
長 優子
1
,
柴田 匡子
1
,
本田 愛子
1
,
角 知津
1
,
上澤 美津枝
1
1江戸川区健康部健康サービス課
2江戸川区健康部地域保健課
pp.889-891,936-940
発行日 2019年11月10日
Published Date 2019/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201305
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江戸川区の概要と歯科保健活動
江戸川区は,東京23区(特別区)の東端に位置する,人口69万8031人の区である(図1)。平均年齢43.61歳で,23区の中で5番目に若く,高齢化率21.03%は13番目に低い(2019〔平成31〕年1月現在)。名産品である小松菜の収穫量は東京都1位,公園面積は23区で1位。東に江戸川,西に荒川と,水と緑に囲まれた自然豊かで暮らしやすい地域である。
江戸川区では,町会・自治会・各種団体のコミュニティ活動が活発であり,この「地域力」を活かし,「誰もが安心して自分らしく暮らせるまち」の実現を目指している。その施策として,地域住民をつなぐ拠点「なごみの家」や,子どもの成長支援の一環として行う学習支援「e-りびんぐ」などの事業を実現している。さらに,こうした取り組みの一環として,区の歯科専門職*1が,関係団体および住民ボランティア等と協働し,地域や住民へ情報提供や技術支援を行うなどの取り組みを行っている。
江戸川区(東京都)では,住民への歯科保健活動を行う際に,親しみやすいキャラクターを用いると,より効果的となると考え,2015(平成27)年度から,江戸川区8020応援キャラクター「リッパー」を作成・活用している。江戸川区における,地域と協働したキャラクター制作と,これを用いた活動や地域での展開について紹介する。
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