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保健師が知っておきたい「高齢者の特性を踏まえた保健事業ガイドライン」
平野 真紀
1
1厚生労働省保険局高齢者医療課
pp.864-868
発行日 2018年10月10日
Published Date 2018/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664201036
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はじめに
わが国では,高齢化が急激に進行しており,特に後期高齢者の増加が顕著となっています。
2014(平成26)年に日本老年医学会が「フレイルに関する日本老年医学会からのステートメント」1)を発表し,フレイルに関する社会的な関心も高まっています。国民健康・栄養調査2)においても,「低栄養傾向(BMI≦20kg/m2)の者」は85歳以上で男女とも顕著に増加することが明らかとなっており,今後,団塊の世代が75歳以上の後期高齢者へシフトすることが予想されるなか,フレイル対策は喫緊の課題となっています。
このような状況から,高齢者では,老年症候群,フレイル等の高齢者の特性を踏まえたアセスメントおよび保健事業が求められています。
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