リビングウイルの動き，地方にも―「県民調査」足がかりに

　1冊200円の「天声人語書き写しノート」（朝日新聞）で，1日1回の書き取りを新しい日課にしている。朝日新聞の1面コラムが教材で，約600文字でも読み取りながら書くとなると30分近くかかる大仕事だ。いまさら脳トレでもない。読み流しがちの名物コラムをきちんと読もうというわけである。

　夏目漱石の「私の個人主義」から書き出した2月24日の天声人語にははっとさせられた。話題はいま盛んな改憲論議のなかで，埋もれかねない「個」についてである。