連載 ニュースウォーク・163
福島県民健康調査―「放射線不安」払拭の選択
白井 正夫
pp.908-909
発行日 2011年10月10日
Published Date 2011/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101719
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懐旧談になるようだが,1990年の秋,キューバへ取材に行った。目的の取材予定が外れた日,外務省の担当官から「ぜひ見てほしい」とハバナ市内のマルケス病院に案内された。
ウクライナ(当時は旧ソ連)のチェルノブイリ原発事故が起きたのは1986年4月26日。高濃度放射性物質による被害者をキューバは医療支援していた。同病院にも「チェルノブイリの子」が交代でやってきて,甲状腺がんのチェックと治療を受けていた。私が訪ねたときは12人の子がいた。
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