連載 カラーグラフ
このひと'95
山崎美佐子さん—「尊厳死協会」リビングウイル110番を担当する
pp.193
発行日 1995年3月1日
Published Date 1995/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904751
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医療が市民からどう受けとめられているのかを実感しています
千葉県のセントマーガレット病院で「心身医学療法コーディネーター」を勤める山崎さんは,看護職では初めて「尊厳死協会」の事務局スタッフに参加.「尊厳死協会」は,1994年12月1日現在で7万273名の会員数となった.内訳を見ると,60歳代が全体の約3割,女性が男性の約2倍を占めている.医師720名,看護婦670名が会員登録をしているが,尊厳死に関しては医師よりも看護婦のほうが関心が高いと言う.
山崎さんは,この「尊厳死協会」で昨年4月から会員を対象としたリビングウイル110番を担当している.末期医療の相談,尊厳死を支える全国的なネットワークを作る手がかりにと開設されたものだが,病院がリビングウイルを受けてくれないが,どうしたらいいだろうかというような訴えもある.
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