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高齢者の健康なまちづくりネットワーク構築をめざして―熊本県玉名市における市民・行政・大学協働の介護予防と地域づくり/介護予防と地域づくりは住民主体の活動から―玉名市における市民・行政・大学の協働作業
吉村 沢子
1
,
田尻 佐登子
1
,
田尻 千春
1
,
山下 敏子
1
1玉名市健康福祉部高齢介護課
pp.157-159,208-212
発行日 2012年3月10日
Published Date 2012/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101824
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玉名市の概要
熊本県玉名市(図1)は,有明海,菊地川,小岱山および金峰山系の山々など,豊かな自然や数多くの歴史的資源に恵まれており,玉名市の中心部には1300余年の歴史と泉質を誇る玉名温泉があります。産業面では,米をはじめ野菜,果実などの農産物や海苔・アサリなどの水産物の生産が盛んであり,また,高度成長期には工業生産による発展を遂げてきました。
2005(平成17)年10月に1市3町が合併し,2011(平成23)年11月30日現在の人口は7万129人,2万6280世帯,65歳以上人口比率は27.7%となっています。
玉名市では1市3町の市町村合併後,住民参画・パートナーシップによる新たな保健福祉サービスの仕組みづくりのため,約30組織団体115名が集まり,「高齢者の健康づくり等」についてグループ座談会を7回行いました。グループ座談会終了後,市民は「たまな元気会」として課題に向けて自主的な活動につながっています。「高齢者元気づくりネットワーク事業」として立ち上げた市民・行政・大学の協働の取り組みです。
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