連載 [事例集]新しい健康日本21へのヒント・10
市民との協働で進める高齢者が元気なまちづくり―浦安市における市民大学が担う「いきがい」づくり
森林 友佳子
1
,
末吉 由季
1
,
岩室 紳也
2
,
尾島 俊之
3
1浦安市役所介護保険課猫実地域包括支援センター
2公益社団法人地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター
3浜松医科大学健康社会医学講座
pp.142-148
発行日 2014年2月10日
Published Date 2014/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664102349
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浦安市の概要
浦安市は千葉県の北西部に位置しています(図1)。かつては漁業の町でしたが,1971(昭和46)年の漁業権全面放棄を契機に海面埋立事業が進められ,面積が4倍に拡大しました。そして大規模住宅開発が進められ,人口が急増し,1981(昭和56)年4月に市制を施行しています。
浦安市は3つの日常生活圏域に分けられます。昔ながらの漁師町の面影が残っている「元町」。埋立当初から総合開発計画にもとづいた街づくりが行われてきた「中町」,多様なライフステージに対応した都心近郊型住居地として開発された「新町」です(図2)。
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