特集 健康日本21の中間評価 事例から学ぶ策定・評価の勘どころ
―それぞれの実践例から―評価で表現される保健活動の価値―事例から見る評価のポイント
佐甲 隆
1
1三重県松阪地方県民局保健福祉部(松阪保健所)
pp.492-497
発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100722
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マネジメントとしての評価活動
優れた保健活動には,①良い計画,②適切な実施,③しっかりした評価,④効果的なコミュニケーションの4つの要素がある。つまり,住民や関係者との話し合いや協働でのコミュニケーションを通して必要な情報の収集管理をしながら,プラン・ドゥ・シーのマネジメントを行っていくことが成果をもたらすのである。とくに評価関連情報としては,より良い計画のためのニーズ把握関連情報,効果的な実施のためのプロセスに関する情報,的確で公平な評価のための成果関連情報などが求められ,これらの情報を基礎にして,科学的な評価と根拠のある保健活動が育っていく。
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