特集 老人保健活動の評価
老人保健活動と評価の試み
高橋 いく子
1
,
木村 美枝子
2
,
松村 幸子
3
,
武藤 文子
4
,
小篠 保子
5
,
向井 八州恵
6
,
増田 小夜子
7
1仙台市青葉保健所
2品川区品川保健所大井保健相談所
3川崎市中原保健所
4名古屋市中保健所
5堺市金岡保健所
6広島市原爆被害対策部援護課
7高松市福祉保健部保健指導課
pp.279-290
発行日 1989年4月10日
Published Date 1989/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207722
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はじめに
老人保健法が制定されて6年以上が経過し,各種事業がなされているが,それらは住民のニーズを満たしたものであったか。また,おのおのの事業を関連づけて共通した視点で評価するとすれば,どのような視点で行うことがよいのであろうか。
筆者らは政令市に働く保健婦であり,事業が増加し,日々の仕事に追われて評価をしたいと思いながらも,その方法が明確でなく時間的余裕がなく過ごしてきた。この度,昭和63年度国立公衆衛生院の公衆衛生看護管理コースで学ぶ機会を得て,老人保健事業の評価を行うことをグループの課題とした。ここでグループメンバーが活動のすすめ方や評価に戸惑っている老人保健事業のうち4事業を選び,各事業を共通の視点で評価する試みをしたので報告する。
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