PHOTO/PICK UP 「まちづくり」の現場/私のまちづくり・18
地域振興は障害者福祉から始まった!―まちづくりを楽しむ「南宇和精神障害者の社会参加を進める会」の活動/障害者福祉活動から街を元気に―「南宇和精神障害者の社会参加を進める会」から広がるネットワーク
長野 敏宏
1,2
,
竹場 妙
3
1南宇和精神障害者の社会参加を進める会
2御荘病院
3愛南町役場健康増進課
pp.457-459,516-520
発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100723
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精神障害者への支援活動を発端に「地域資源循環型まちづくり」に取り組みはじめた愛南町(愛媛県)。多彩な住民グループが力を合わせ,楽しみながら明日を描くと,障害者福祉が「まちづくり」になり,そして地域振興へとつながってゆく。
私たちの住む街,愛媛県南宇和郡愛南町は松山から車で3時間,最寄りのJR駅まで1時間という田舎です。産業は養殖などの漁業,柑橘などの農業が中心で,人口は約2万9000人。この町では,20年以上にわたり「共に生きる街なんぐんへ」を合い言葉に,さまざまな活動を展開しています。「なんぐん」という言葉は南宇和郡の宇和を略したもので,地域に対する愛着が込められています。2004年10月,南宇和郡の5か町村が合併し,現在の「愛南町」が誕生しました。
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