連載 看護経済学―看護サービスの経済評価・3
看護の経済的価値とその評価
金井Pak 雅子
1
,
安川 文朗
2
1国際医療福祉大学保健学部看護学科
2(財)医療科学研究所
pp.208-213
発行日 1996年3月10日
Published Date 1996/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900469
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前2回の連載で,アメリカの医療・看護現場における厳粛なまでのコスト意識と,それに適切かつアグレッシブに対応している看護職の姿を紹介した.アメリカに限らず,今日の医療経営では,単にトップ・マネジャーだけではなく,それを支える各部門の管理者からスタッフまで,すべての人々のコスト意識と予算管理センスが問われている.その意味で,前2回の事例は決して外国の特異なケースの紹介なのではなく,まさに日本の看護現場でも実践が迫られている,あるいは実践されつつある問題の,日常的な描写ともいえるだろう.
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