特集 コミュニティエンパワメント 地域住民が動き出す保健師の支援法
―実践事例② 地域づくり型保健活動によるコミュニティエンパワメント―すこやかな地域づくり推進事業
渡部 育子
1
1田村市大越保健センター
pp.22-26
発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100021
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町と地区の紹介
福島県大越町は阿武隈山系の南部に位置し,人口約5800人の町である。高齢化率は27%で,年々増加している。
2005年に合併し,田村市になったが,旧大越町に住民が自分たちの地域の将来像を描き,自主的に活動している「白山区すこやかな地域づくり推進委員会」がある。この会は,保健師が地域住民の力を健康づくりに生かしたいと考えたことから開始された。1994年に結成され,推進委員が毎月1回の定例会で,本音で話し合う時期から,話し合いを将来の地域の姿としてまとめた時期,活動が開始された時期を経て,現在は活動が区民に定着し,新たなメンバーも増えつつある。
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