特集 コミュニティエンパワメント 地域住民が動き出す保健師の支援法
―実践事例① コミュニティエンパワメントを意図したグループエンパワメント―ヘルピネットの活動
野呂 千鶴子
1
1三重県津地方県民局保健福祉部
pp.16-21
発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100020
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はじめに
三重県津保健所(以下,保健所)は,県庁所在地津市をはじめとする10市町村を管轄し,管内人口29万人弱である。この地域は,市町村合併により2006年1月に新「津市」となる予定である。保健所は新たなコミュニティ創造というこの局面において,住民と健康づくりに関わるそれぞれの分野に呼びかけ,健康なまちづくりを協働で考える津久居地域ヘルシーピープルみえ・21推進ネットワーク会議(以下,ヘルピネット)を結成し,支援をしてきた1)。今回は,ヘルピネットとして活動した2年2か月と,その活動を引き継いだ現在の取り組みについて,グループエンパワメントからコミュニティエンパワメントを意図した保健所の取り組みのプロセスを報告する。
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