シンポジウム 看護教育の問題点—第15回日本病院学会から
職業高校の目標に准看教育を実施した経過
加藤 敬助
1
1神奈川県立二俣川高等学校
pp.11-12
発行日 1965年8月1日
Published Date 1965/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908815
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看護高校が発足するまで
さて,私に与えられました問題は「職業高校の目標に准看護婦教育を実施した経過」ということです。なにか神奈川県でこういう学校がこつ然として現われたような感じがしますが,これは決してそういうものではありません。看護教育を高等学校のコースにのせて教育をしたらどうか,という問題につきましては,公的にもいろいろ意見がすでに出されております。
そのまず第1番目を申し上げますと,交部省の大学学術局の中に看護学視学委員会というのがあります。この看護学視学委員会が,昭和35年8月に「看護教育の総括的意見」というものを出していますが,その中に,看護教育の向上という面から考えて,一般的な教育をもっと施すために,高等学校のコースにのせて教育することはできないものか,というような意見が出されております。
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