調査研究
看護教育における臨床実習の展開に関する調査
真部 昌子
1
,
嶋松 陽子
1
1日本医科大学看護専門学校
pp.408-412
発行日 1988年7月25日
Published Date 1988/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908527
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はじめに
E・ウィーデンバックは「臨床教育プログラムの目的や目標に実践的な意味づけをし,計画を立て,方向づけをし,評価をするというような決意は,そのプログラムが効果をあげるために,きわめて重要なものとされている」と述べている1).臨床実習は指定規則にも大きく位置づけられているところから,そこに看護教育の特性がうかがえ,臨床実習計画や評価は効果的な教育をするために重要であると考える.しかし,臨床実習に関する文献を調べたところ,概念的なものや実習場面,学生の意識に関するものが多く,計画・評価を含めた全体の展開に関するものがほとんどないことに気付いた.そこで,臨床実習の展開に関する実態調査の必要性を感じ,アンケート調査を実施した.その結果をここに報告したい.
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