調査研究
看護技術教育に関する一考察―卒業直前および卒業後のアンケート調査結果から
真部 昌子
1
,
今留 忍
1
,
嶋松 陽子
1
,
周藤 和美
1
1日本医科大学看護専門学校
pp.104-108
発行日 1990年2月25日
Published Date 1990/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900019
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はじめに
氏家1)は,看護技術を基礎的看護技術と応用的看護技術に構造化して教育することを提唱しているが,3年間の看護教育での看護技術教育は,非常に難しいと言われている.それは,学生が目標に到達したと言える,明確な指標が定めきれないことに原因があると思われる.
また,現在の看護教育は「技術」よりも,思考のプロセスを重視する傾向がある。私たちの調査結果においても,臨床実習で看護技術にウェイトを置いている学校は皆無であり,「知識・技術・態度」を教育の目標にしてはいるものの,やや教育に偏りがあるのではないかと孝える.
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