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看護書からみた近代看護教育—明治10年“看護心得”から第2次世界大戦終了まで
鵜沢 陽子
1
,
花島 具子
1
1千葉大学・看護実践研究指導センター
pp.544-554
発行日 1982年9月25日
Published Date 1982/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907715
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はじめに
我が国の近代看護教育は,明治17(1884)年設立の有志共立東京病院看護婦教育所,明治19(1886)年の京都看病婦学校,桜井女学校付属看護婦養成所,明治20(1887)年の東京帝国大学医科大学付属看護婦講習科,明治23(1890)年の日本赤十字社救護看護婦養成所など,明治20年前後を中心に開始された.
身分法は,明治32(1899)年に‘産婆規則’,大正4年(1915)に‘看護婦規則’,昭和16(1941)年に‘保健婦規則’と明治・大正・昭和の3期42年の間に順次制定されてきた.
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