連載 助産師の資格試験を考える―変遷と展望・3
第2次世界大戦後から現在までの助産師国家試験について
鈴木 美恵子
1
,
日隈 ふみ子
2
,
高橋 弘子
3
,
湯舟 邦子
4
,
八幡 佳子
5
1日本赤十字武蔵野短期大学
2国際医療福祉大学大学院
3愛知県立看護大学
4聖母大学
5前 大阪市立助産師学院
pp.642-647
発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100369
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はじめに
助産師の資格試験は,1899(明治32)年制定の産婆規則によって初めて規定されて以降50余年にわたり地方長官(現在の都道府県知事)の行なう試験として実施されてきた。その後,保健婦助産婦看護婦法が制定され,厚生大臣(現在の厚生労働大臣)の行なう国家試験へと大きく変化し,今日に至っている。その間,時代のニーズに合わせて出題形式,出題数,内容などが検討され,幾多の改善が行なわれてきた。今回は助産師の資格試験が検定試験から国家試験に変わった当時から現在に至るまでの変遷を述べる。なお法改正により名称等が改正になっているが,ここでは当時の名称により記述した。
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