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成人内科看護実習におけるカンファレンスの指導原理について
水谷 成子
1
1三重大学医学部付属病院第3内科病棟
pp.501-506
発行日 1981年8月25日
Published Date 1981/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907569
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はじめに
“臨床看護”1980年11月号には弘前大学の研究成果が発表されている1)が,カンファレンスの指導手引の考案は工夫を要するものであり,試行錯誤することが多い.三重大学医学部付属看護学校においては,成人内科看護実習が7週間予定されている(1週間の外来実習を含む).私の所属する第3内科病棟への実習では,実習に関する運営のすべてが臨床指導者(以下‘指導者’という)としての私に任されており,実習カンファレンスの教育的意味を,今日まで考え続けながら工夫している.
弘前大学が発表されたカンファレンス指導の手引では多くの内容が盛り込まれているが、内容的にすべてをカンファレンスだけに頼りすぎていて,実施することは困難である.そこで,私はカンファレンスの種類と個別指導(個人面接を含む).看護技術の実際指導とに分けている.
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