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臨床指導者研修の1つの試み—自己成長の一過程として問題を意識するために
渡辺 昌子
1
,
西嶋 敬子
2
,
米田 純子
2
,
藤田 美津子
2
1山口大学医学部付属病院看護部
2山口大学医学部付属看護学校
pp.761-768
発行日 1980年12月25日
Published Date 1980/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907501
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はじめに
基礎教育における臨床実習(以下‘実習’と略す)は,臨床の看護婦が毎日行っている業務や実習に対する姿勢に左右されるところが大きく,殊に専任の臨床指導者がいない施設では極めて重要な問題である.
当院における臨床指導(以下‘指導’と略す)に対する問題意識を,臨床の看護婦(業務と指導兼務)に資料(後述)を与えてチーム発想法1)に準じてまとめたところ,業務が多忙のために業務を優先し,計画的に十分な指導ができない,自分の能力不足を自覚していても勉強する時間がない,学校教師と臨床との連携不足で指導目標も内容もよくわからない,これらが原因となって個々の患者に応じた看護も指導も十分にできていない.
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