小特集 看護婦の成長を支える臨床/職場における教育・管理
<実践記録Ⅱ>
私にとっての卒後教育
看護する視点の変化がもたらしたもの—准看教育を受けた私への活力
目黒 幸子
1
1市立札幌病院
pp.356-358
発行日 1980年6月25日
Published Date 1980/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907450
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私の考えが変わっていく過程
山形県の准看護婦学校の第3回生として昭和31年卒業,その後2-3の個人病院勤務を経て,昭和44年11月,当病棟に勤務しました.
准看生徒時代を含めた過去16年間を振り返ってみると,看護婦としての仕事は診療介助に重きがおかれ,生活の援助は患者の家族,または付き添い婦に任せられておりました.看護婦は技術的に優れ,仕事の手早いことが何よりも重要視され,職場の人間関係は,新米は先輩から教えられたとおりのことをしていればよく,自分で考えて物事に対処していく能力は必要とされず,従順さが強調されてきました.私もそのことに何のこだわりもなく,平凡に過ごしてきた1人です.
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