小特集 看護婦の成長を支える臨床/職場における教育・管理
<実践記録Ⅱ>
私にとっての卒後教育
自分を生かしながら働ける喜び
多田 良子
1
1札幌中央病院
pp.358-361
発行日 1980年6月25日
Published Date 1980/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907451
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職場における指導者の存在と力
看護学院を卒業後6年が過ぎ,そのうち5年間を市立札幌病院の伝染病棟で勤務させていただき,現在は9か月間のブランクの後,同市内の病院のICU・CCUの1つの単位の中で勤務しております.
思い返すと,卒後5年間で学んだ多くの貴重な体験が,現在の職場の中でたいへん役立っていること,同時に私自身の甘さのようなものに気づいております.一言で言って,恵まれた温室育ちだったのかもしれません.卒後教育と院内教育とは今日の大きな課題ですが,看護婦としてどう生きてゆきたいのか,自分を見つめながら育ってゆける環境と自己啓発を常に持つ個々の姿勢に要があるように思います.
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