特集 個を生かす教育への歩み
Ⅱ.個を生かす教育をめざして
教育実践レポート
教育評価の研究
若狭 喜作
1,2
1聖霊女子短期大学付属中学校
2聖霊女子短期大学付属高等学校
pp.54-68
発行日 1980年1月25日
Published Date 1980/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907409
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Ⅰ.研究の推移
本校において,教育評価が研究課題として設定されたのは昭和41年であった.当時の課題意識はごく単純で,それまでに推進してきた教育研究や教育実践の成果を客観的に評価することと,生徒の学習成果の評定法を改善するところにあった.
当時は、オーバーヘッド・プロジェクターやアナライザー,LLなどの新しい教育機器が,教育の現場に出まわりはじめたころであったし,アメリカにおけるPSSC物理学教育法をはじめとする,いくつかの新しい教育方法が,日本に影響をおよぼしはじめたころでもあった.
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