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看護教育における教育課程の編成と教育評価について
竹田 三郎
1
1静岡県立厚生保育専門学院
pp.449-452
発行日 1974年7月25日
Published Date 1974/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906789
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Ⅰ.教育課程の編成について
1.教育課程の検討と反省
教育課程こそ,その学院の教育方針に基づく教育目標の具体的な実践活動の表現であるといわなければならない.
学院の教育活動は学院の組織のなかで運営されなければならない.組織とは共同の目的使命を遂行するために設けられたものである.学院という組織は,‘教育’という‘共同目的’を達成するために設けられるはずなのに,看護教育の場の組織作りには,案外重要視されない傾向にあるのではないか.その上で考えられた教育課程も,それほど重要なものとして取り扱われてはいないのではないだろうか.また,教育課程の検討も十分になされないままに,毎年毎年の看護教育を繰り返してきているのではなかろうか.そこで,看護教育の在り方の根本となる教育課程の実態を,明確に把握しなければならない.
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