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看護記録についての教授内容の検討—本邦文献にその方向性を探る
高嶋 久子
1
1日本看護協会看護研修学校
pp.173-176
発行日 1979年3月25日
Published Date 1979/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907319
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はじめに
看護学校の教員として,看護技術の中の看護記録の項を担当し,現場との関連を念頭におきながら,‘看護記録’の教授内容はどうあったらよいかを絶えず模索し続けてきた**.
看護学校用のテキスト1-4),教授用ガイダンス5)あるいは一般実務用に書かれた参考書6,7)などを検討しながら教えてきたのだが,その中に共通して書かれている‘正確,簡潔,科学的であること’という記録上の注意点にいつもひっかかりを感じてきた.これらの注意点は一見,至極当然のように思われるのだが,実際の現場で本当に患者ケアに役立つ記録が書かれるためには,これらの枠をはずさなければならないような気がする.
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