特集 総合的な管理と記録の活用
レポート1
記録の現状と将来への方向
木塚 年子
pp.18-19
発行日 1964年11月10日
Published Date 1964/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203242
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保健婦業務を効果的にすすめるために,総合的記録の活用について検討してみたいと思う.周題提起に際して日常行なっている保健所業務および保健婦業務について再認識してみたい.
保健所業務を形態別にみると
(1)保健所内外の健康相談(クリニック)(2)集団検診(3)家庭訪問(地区保健婦活動)(4)試験,検査(5)監視,指導(広義の環境衛生)(6)教育,広報(7)会議(8)行政事務(9)調査,統計(10)防疫,災害救助(11)移動保健所(12)組織活動などである.それぞれの業務形態の持ち味を十分に生かすために,合理的に記録を活用してゆかなければならない.従来,ややもすれば記録が個々の業務だけにとどまって有機的なつながりに乏しかったように思われる.
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