臨床実習教育の展開と考察
胃疾患患者の手術療法看護
鵜沢 陽子
1
,
花島 具子
1
,
平川 美代
2
1千葉大学教育学部特別教科(看護)教員養成課程
2千葉大学医学部付属病院中央手術部
pp.21-33
発行日 1977年1月25日
Published Date 1977/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907056
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はじめに
戦後看護教育史は,大学・短大・高校などの学校教育法1条校による教育と,保健婦・助産婦・看護婦(進学コース)・准看護婦学校などの各種学校における教育の2つに大別できる.しかし,いずれの教育の場合も,保健婦・助産婦・看護婦免許取得に関するかぎり,保健婦・助産婦・看護婦学校養成所指定規則の適用を受けている1).
従ってそのカリキュラムにおける実習時間の占める割合は極めて高く,臨床実習教育体制の不備から生ずる焦りと不満と疑問は,教育側・臨床側の両者に共通の潜在感情である.逆にこの意識が,過去においてこの分野での議論や研究を活発にならしめた主要な要因であったと言えなくもない。
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