Japanese
English
論説
胃良性疾患の手術成績について
The operative results on the benign gastric deseases
松倉 三郎
1
,
吉葉 昌彦
1
,
大塚 敏文
1
,
石郷岡 政彦
1
,
藤木 弘毅
1
,
箱崎 敬
1
,
山下 精彦
1
,
塚原 英之
1
Saburô MATSUKURA
1
1日本医科大学松倉外科教室
pp.655-659
発行日 1968年5月20日
Published Date 1968/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204583
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
消化性潰瘍,慢性胃炎および胃ポリープを始めとする良性の隆起性病変等のいわゆる胃良性疾患というものを,単にある一人の患者のもつている胃という組織にみられた局所的な病気とのみ考えるのではなくて,これらの病変によりきわめて種々なる影響を蒙むることになるであろう病人の長い一生という立場から考慮する場合には,本症に対するきわめて適切な手術適応については,今日なお,未解決の問題が少なくない現状である.
この点,胃癌に対する外科的手術が,その絶対的な治療方針となつているのとはいちじるしく異なつている.
Copyright © 1968, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.