患者を受け持たせる場合の指導
胃ポリープ症患者の看護
出垣 冴子
1
1国立京都病院外科
pp.34-39
発行日 1965年1月1日
Published Date 1965/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905401
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はじめに
何事にあれ,人を指導するということは大変な重荷を背負わされたと同じく,精神的にも肉体的にも負担を感じるものですが,特に臨床の場にある私どもは,1日中,腰かける間もないほどの目まぐるしい仕事の中に,さらに臨床指導という重荷を背負わされ,何か満足いかない気持のまま,とにかく学生の指導を行なっております。
学生指導はかくあるべし,という原則は,耳にタコがあたるほど聞かされ,また,本も見てまいりましたが,現在の臨床上には多くの未解決の問題点があり,その中で学生を指導していくということは,私ども臨床指導者の共通の悩みではないかと思います。
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