研究
手術療法看護における胃癌患者と潰瘍患者の比較研究
鵜沢 陽子
1
,
花島 具子
1
1千葉大学教育学部特別教科(看護)教員養成課程
pp.63-79
発行日 1977年1月15日
Published Date 1977/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200477
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はじめに
外科的治療手段で健康回復をはかる患者の術後看護の基本的目標は,合併症を予防し,随伴症状を軽減し,積極的に体力の回復をはかることと,退院後の生活指導である。
この目標システムに従っての短期間のダイナミックな働きかけこそ外科看護の特色であり,それは退行状態にある患者を心身共に積極的に治療過程に参加させ,社会復帰をめざして自ら行動を起こしうるよう常にリードしつづけるという,看護婦主導の色彩の極めて濃い看護であるといっても過言ではない。
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