新しい臨床実習の試み
Ⅳ.学校実習について
正田 美智子
1
,
出沢 たま
1
,
新井 治子
1
,
福田 春枝
1
1群馬大学医学部付属看護学校
pp.432-438
発行日 1975年7月25日
Published Date 1975/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906902
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はじめに
実習の一環としての学校実習を実施していることは第1報に記載した.小児看護学は従来の疾患中心の学習のみでなく,小児に応じた看護を行うために,その成長過程を熟知する必要がある.小児疾患自体が,発育の過程により様々な影響を受けることが考えられるからである.これらの理由から本校では,正常児の発育過程を理解する一助として,学校実習を行っている.この実習は,小児保健指導の実際を学ぶ機会としても生かすことができる.もちろん,学外実習であるので,実施に当たっては様々な困難があったが,実習校の教官の深い理解と協力により,実習効果は年々高まっているように思われる.ここにその概要について報告したい.
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