教育方法の再検討・3
個々の能力を伸ばす教育方法
久保田 信之
1,2,3
1学習院女子短期大学
2学習院大学
3佼成高等看護学院
pp.134-140
発行日 1975年3月25日
Published Date 1975/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906864
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第2章 現実主義・自律主義に基づいた教育方法
1.序
現在の必要,これこそ成功する見込みのある,ただ一つの動機である(“エミール”第2篇)
大人の考えた将来像を先行させ,文化遺産の習得を前提にした,いわゆる準備としての教育は,人間臭さやセンチメンタリズムを可能な限り除外して,徹底的に論理性・体系性を尊重した‘非情に徹する’ことが大切であると,前回説いてみた.
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