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                                    看護における技術
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                芝田 不二男
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1高知女子大学
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.785-792
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1974年12月25日
                  Published Date 1974/12/25
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906837
                
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はじめに
この小論は,専門職ナースの立場で書かれていることを,はじめにお断わりしておきたい.看護はすべての人にかかわりをもっていても,技術を問題にしているのは,職場のナース,研究者を含めた看護界であると考えたからである.そこで技術であるが,その概念規定には,残念ながらどうも一般性を獲得したものはないようである.そうした事態はしかし当たり前のことで,学問的定義というものは皆,程度の差こそあれそうしたものである.
もっとも技術の定義が難しいのは,カップの言うように,技術は人間と自然との交渉関係であり,その自然への働きかけは人間のあり方に基づき,技術は人間の投影であるところからもくるようである.つまり自然のほうはともかく,働きかける人間のほうは,時代と場所によって千変万化している.となれば,その投影である様々な技術を,だれにも納得できるように定義することが難しくなるのは当然であるかもしれない.

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