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臨床実習評価の再検討とモデル変え—実習評価の志向性
鈴木 敦省
1
1学習院大学
pp.793-801
発行日 1974年12月25日
Published Date 1974/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906838
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新カリキュラムの実施とその教育全般への浸透に伴い,指導の中心理念や指導技術が急足に現代化の方向をたどり始め,実習評価の問題が再び検討されるようになった.去る8月,看護教育研究会が主催した教育評価に関するシンポジウムとワークショップに参加して,次の諸点について特に再検討を加えてみることがこれからの実習評価の問題を解くひとつの接近ではないかと考えた.それは
1.実習評価の問題がなぜ再び問われるのか.
2.教育を取り巻く状況の変化と評価の思想
3.教務と臨床側の共同の営為(協力体制確保)と評価の展開
4.実習生のモティベイション管理と評価
5.学生が指導者を評価する現代
6.指導の軌道修正のための評価
などである.それぞれが大きな課題であるため,トピックごとに執筆者を替えた論述が必要だと思うが,これからの実習評価の在り方の模索という意味でまず課題を提供して,概観してみよう.
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