教育技術ゼミ
態度の評価・3
沼野 一男
1
1東邦大学
pp.96-100
発行日 1972年2月25日
Published Date 1972/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906555
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これまで2回にわたる態度評価の考察で,学生の態度について評定することはできても,評価することはできないのではないかという疑問を提出し,その理由を述べておいた.そして評定は科学的に正確であることが望ましいという観点から,態度を測る客観的な‘ものさし’の作成法―1対比較法・序列法・等現間隔法・評定尺度法など—を説明してきた.
前回にあげた評定方法は,むしろ評定のあるべき方向を考えるうえで重要なものであったが,一部の方法を除いてはあまり態度の評価方法として一般的でない.今回は私たちが日常用いている評価方法をいくつかあげてみよう.
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