特集 臨地実習の成果
成人看護学実習における集団患者教育実習導入の試みとその評価
廣瀬 規代美
1
,
中西 陽子
1
,
青山 みどり
1
,
奥村 亮子
1
,
二渡 玉江
1
1群馬県立医療短期大学看護学科
pp.118-122
発行日 2003年2月25日
Published Date 2003/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903925
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はじめに
高齢化社会の到来および,生活習慣病が社会的問題となり,病気の予防や管理の重要性が高まってきている.同時に,健康の概念の広がりや医療技術の進歩により,患者の学習ニードを査定し,立案した計画に,患者が積極的に関与するような看護師の教育的能力の向上が要求されている.このような状況は,看護基礎教育においても,学生が患者教育における看護の役割を自覚し,患者教育の企画から実施まで行える能力を養えるような教育の必要性を示唆するものである,そこで,成人看護学実習における患者教育の一環として,新たに「集団患者教育実習」を導入した.
本研究は,集団患者教育実習を通じ,学生がどのように患者教育を理解し,学びを得ることができたのかを把握するとともに,学生の患者教育能力を養うための効果的な実習方法について検討することを目的とした.
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