実践報告
基礎看護学実習の位置づけと教育の試み(第2報)―基礎看護学実習Bの教育の試み
峯岸 由紀子
1
,
大久保 祐子
1
,
駿河 絵理子
1
,
橋本 昌子
2
,
齋藤 ゆみ
1
1自治医科大学看護短期大学基礎看護学
2前:自治医科大学看護短期大学基礎看護学
pp.806-811
発行日 2001年10月25日
Published Date 2001/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902603
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自治医科大学看護短期大学における基礎看護学実習Bは,1年次の10月に基礎看護学実習Aを終了し,その後,看護方法III(臨床看護総論)の授業が前半まで進行した時期に,2週間にわたって行われる実習である.この実習Bに先立つ実習Aでは,学生が自らの看護の土台としてのコミュニケーションの意味を知ること,またそこから自らの課題に気づくことを主たるねらいとした.基礎看護学実習Bでは,それに加えて看護の基本的な援助技術を実践し,その中で看護過程の初歩的な展開を体験することによって,学生が自分自身の看護能力の基盤と看護観の形成に向けての一歩をふみだすことができるように支援することを,教育のねらいとしている.
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