調査・研究
小児看護学実習における集団遊びの取り組み
中西 陽子
1
,
河野 エイ
1
,
萩原 久子
1
,
北爪 明子
1
,
春山 早苗
1
,
笠井 久美子
1
,
小暮 浩子
1
,
田村 千恵美
1
,
大谷 しのぶ
1
,
長岡 幸子
1
1群馬県立福祉大学校看護学科
pp.178-182
発行日 1995年2月25日
Published Date 1995/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901067
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はじめに
小児にとって遊びは生活そのものであり,生活の場がどのように変化しようとも遊びは存在する.特に幼少時は,遊びという活動を通じて多くのことを学び成長していく.それ故に,小児を看護する上で,生活の援助として遊びの援助は欠かすことは出来ない.つまり,遊びは小児にとって非常に重要なのである.遊びの援助をする際には,看護者自身が遊びの果たす役割を理解し,積極的に遊びの環境を提供できるようにすることが大切である.
しかし,現代の家族形態や少子化により,日頃小児に接することの少ない学生は,小児との遊びを体験的に学ぶという機会が持てない.このような学生たちが実習において小児と接する場合,どのような遊びがあるのか,どのように遊べば良いのかわからない,といった状況に陥ることが多い.そのため,小児にとっての遊びの意義を捉えることが出来ないという問題があった.
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