特集 国家試験対策とその評価
国家試験が変わりはじめた
学生主体の国家試験対策
中原 寛子
1
1佐賀医科大学大学院
pp.524-527
発行日 1998年7月25日
Published Date 1998/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903797
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今年の2月22日,23日,24日,全国で看護婦・保健婦・助産婦の国家試験が行なわれました.受験生だった私たちは,今はそれぞれに新しい出発をしています.国家試験を受けた日のことはもう遠い昔のことのようです.でも思い起こしてみると,順調にいかなかったこと,反対に,成功の鍵となったと思われること,改善していくべき点などがありました.そこで,本誌1月号に掲載された私たちの国試対策の結果,国家試験を終えての意見,感想,後輩へのアドバイスなどを述べたいと思います.
1993(平成5)年に医学部看護学科が設立された佐賀医科大学にとっては,今年で2回目の受験でした.看護婦国家試験の全国平均合格率は年々下がってきているにもかかわらず,今年の合格率は初めてだった昨年に比べると上昇し,看護婦95.3%(全国平均83.6%),保健婦93.7%(全国平均95.9%),助産婦100%(全国平均88.70%)といった結果でした.
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