実践報告
臨床実習への新たな試み
須佐 公子
1
,
塚本 友栄
1
,
藤原 聡子
1
,
藤原 千織
1
,
金井Pak 雅子
1
,
城ヶ端 初子
1
1国際医療福祉大学保健学部看護学科
pp.136-139
発行日 1997年2月25日
Published Date 1997/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903787
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はじめに
看護教育において,臨床実習は必要不可欠な授業であり,カリキュラム上,時間的にも指導体制的にもかなりのウエイトを占めている.看護基礎教育課程全体のカリキュラムの中で,臨床実習をいかに構築していくかは,いつの時代でも課題である.健康に関する人々の生活や保健医療システムの変化をふまえ,学生が専門職としての基盤を確立するために,教育がその役割を果たすことを期待されているからである.
教育に携わる者は,学生の学習過程を踏まえ,入学から卒業までの間に具体的にどのように臨床実習を実施するか,様々な視点からの方法論を常に思考することを余儀なくされている.国際医療福祉大学保健学部看護学科において試みた第2学年の臨床実習について,その内容に関する“学生の学び”を焦点に,学生の実習記録からまとめたものを紹介したい.
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