特集 「病院機能評価」—現場からの検討
新たなる「評価」の試み
東 英彦
1
,
岩﨑 榮
2
Hidehiko HIGASHI
1
,
Sakai IWASAKI
2
1東京都衛生局病院管理部経営企画室
2病院管理研究所医療管理部
pp.508-516
発行日 1988年6月1日
Published Date 1988/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209310
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都立病院における「病院機能評価」の試み
◆はじめに
昭和62年4月,厚生省・日本医師会合同の「病院機能評価に関する研究会」により,「病院機能評価マニュアル」が発表された.東京都衛生局病院管理部では,所管する17病産院を対象に,日本医師会の試行(10月)に先立つ6月,逸早く「病院機能評価」を試みた.
都立病院では,東京都公営企業等財政再建委員会(病院部会)答申(昭和55年秋)を受けて以降,計画的に経営改善対策をすすめてきたが,その一環として「目標管理・業績評価制度」を導入し,各病院の医業努力を開設者(本庁)サイドから評価してきているところである.また,研究研修費や医療器械購入費の予算配付に業績評価結果を反映させるなど,経営の効率化に努めている.
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