特集 臨床実習指導
産婦人科外来実習の試み
山下 タケ子
1
,
大上 ヒサ子
2
1富山市立看護専門学校
2富山市立富山市民病院
pp.239-243
発行日 1986年3月25日
Published Date 1986/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908222
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はじめに
昭和43年に,保健婦助産婦看護婦学校養成所指定規則の一部を改正する省令の施行についての中で‘……病室とその他の実習と外来実習の区分を廃止し,病室実習の中で必要に応じ適宜外来実習を加え効果的に行うこととした’1)と述べられて以来,外来実習の位置は病室実習と比較してやや軽視されがちである.しかし外来実習もその内容を工夫することにより,実習効果を十分に上げることができると考える.
本校では,産婦人科外来実習を,①実習施設が少ないことにより,病棟に多くの学生が集中する,②外来では,妊婦に対する看護や保健指導を経験できる,③婦人科疾患に関連する検査や治療を受ける患者と多く接し,実習ができる,④学生の指導に対して看護婦や医師が協力的である等の理由により実施している.
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