特別記事
看護の新しい可能性を探究する職業保健看護学―発展途上国における開発事例から
メガン―ローズ オラサンヤ
,
奥井 幸子
1
,
掛本 知里
1
1岡山県立大学保健福祉学部看護学科
pp.322-327
発行日 1996年4月25日
Published Date 1996/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903753
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はじめに
本校は1993年に開学し,最高年次生が3年生となった,現在,本学の特徴の1つである職業保健看護学の講義が進行中である.この講義の一環として昨年(1995年)の12月に,ナイジェリアの労働安全衛生コンサルタント,メガン=ローズ オラサンヤを招き,2コマの授業をしてもらった.テーマは,“発展途上国における職業保健看護学”および“プロフェッショナルナースとしての私の過去・現在・未来”であった.
招待した目標は2つある.その第1は,将来ますます進展する国際化に対して,学生時代から世界の第一線で活躍している看護婦に触れ,かつ対話をしてもらうこと.第2は,その国において時代と仕事を創りあげた当人から,学生が直接話を聞く機会をもうけ,わが国の看護界が学生に期待している主体性,創造性を刺激したいと望んだからである.
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