特集 アジア地域における職業保健
アジア諸国等発展途上国に対する安全衛生に関する国際協力
冨田 達夫
1
Tatsuo TOMITA
1
1労働省安全衛生部労働衛生課
pp.410-415
発行日 1983年7月15日
Published Date 1983/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206719
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アジア諸国等発展途上国における安全衛生に関する関心は,ここ数年来,各国の工業化の急速な進展にともない,非常に高まりつつあります.1982年,シンガポールにおいて開催された「第10回アジア職業保健会議」における討議にも,労働衛生の関心の高まりがあらわれていますし,また,隔年開催されています「アジア太平洋労働大臣会議」においては,1980年のマニラにおける同労働大臣会議では,1974年から日本で実施されているアジア諸国等発展途上国に対する「労働安全衛生行政セミナー」で,労働衛生についての総合的セミナーの開催の要望が強く出され,また,1983年1月,東京で開催された同労働大臣会議では,「労働災害の防止とリハビリテーション(地域内技術協力を含む)」をメインテーマとして分科会で取り上げ,活発な討議が行われました.
このように,アジア諸国等発展途上国における安全衛生問題に対する取り組みは,目を見張るものがあります.
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