連載 いま,アメリカの看護教育では・1【新連載】
看護婦から看護大学への進学―RN-BSNコース
阿部 俊子
1
1イリノイ大学シカゴ校看護博士課程
pp.298-301
発行日 1996年4月25日
Published Date 1996/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903748
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RN-BSNコース
アメリカの看護婦は高学歴だと信じられているようだが,現状は看護短期大学卒が主流である.1992年の秋(アメリカは新年の学期のスタートが秋)の看護学系学校の入学者を見ると(NLN,1994),看護大学入学者3万1,719人,看護短期大学入学者5万6,828人,看護学校8,239人となっている.比較すると,それぞれ32.8%,58.7%,8.5%となる.これは前年度と比較すると,看護大学15.9%増,看護短大3.8%増,看護学校2%減ということになる(NLN,1994).
看護系の学校の入学も困難になってきている.1992年には,全体の入学希望者の内の41.2%が入学を許可されている.内訳としては,看護大学が54.9%,看護短大が34.4%,看護学校47%が入学許可された(NLN,1994).
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