看護教育研究 看護教育のセルフラーニングを支援するコンピュータプログラムの開発
CBTをイメージしたMCQ
隆 朋也
1
,
西堀 好恵
1
,
夛田 奈津子
1
,
鈴木 恵理子
1
,
石塚 淳子
1
,
坂田 五月
1
,
黒野 智子
1
,
野村 志保子
1
,
稲垣 健治
1
1聖隷クリストファー大学看護学部
pp.1089-1094
発行日 2003年12月25日
Published Date 2003/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903572
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はじめに
大学内のLANは高速回線で結ばれ,動画および音声を含むホームページもストレスを感じることなく受信できるようになった.また,インターネット環境もADSLおよび光ファイバーの時代へ移行し,常時接続によりインターネットを利用するようになってきた.看護においても,教育および実習にITを併用しようとする試みが種々行われるようになってきた1,2).学術用ネットワークの基盤整備も徐々に進行しており,大学間を超高速通信回線で結んだ遠隔授業の試みも行われている3).これらの中にあって,教材およびソフトウェア開発が看護教育へのIT利用において最も重要な課題となってきている.
筆者らはホームページによる講義内容の配信に加えて,学生の自己学習を促進させるため正誤判定の多肢選択問題プログラムをオリジナルに開発し4),講義に平行して学生に提供してきた.利用後アンケート調査の結果は学習補助教材として有益とする評価が高く,今後も継続利用したいという意見が78%を占めた5,6).
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