特集 看護学生の論文―大賞・入選論文の発表―看護のこれからを担う学生たちから寄せられた22篇
臨地実習中の看護学生の態度と患者の意識
小林 三千代
1
1青森県立保健科学大学看護学科
pp.628-629
発行日 2003年9月25日
Published Date 2003/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903477
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はじめに
私たち看護学生にとって,臨地実習とは,講義や演習とは異なり,実際の患者を対象とし援助を展開していくため,学内では学ぶことのできない実際の患者を知る場である.そのため,臨地実習は,学生にとって非常に大きな意義を持つものであると言える.
しかし,私たちにとって学習の場となる病院は,患者にとっては一時的ではあるが生活の場である.臨地実習において学生を受け入れる入院患者の側から考えた場合,私たちが患者の負担を増大させる要因となるのではないかという危惧がある.
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