連載 基本から学ぶクリティカルケア看護・11
クリティカルな内分泌・代謝機能障害患者の看護
池松 裕子
1
,
遠藤 みどり
1
1山梨県立看護大学
pp.740-745
発行日 2001年8月25日
Published Date 2001/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902585
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はじめに
内分泌や代謝疾患は,一般に慢性の経過をたどることが多いのですが,病気があることを知らずに悪化したり,療養中に突発的なことが起きて急激に生命の危機に陥ることがあります.このような患者は,緊急入院になることが多いので,看護者は患者・家族の心理的動揺に配慮しながらケアを行い,また,状態安定後の生活指導を視野に入れながら情報収集に努める必要があります.
なお,内分泌・代謝疾患は多くの種類がありますが,本稿では糖尿病性昏睡,甲状腺クリーゼ,副腎クリーゼについて述べます.
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