[連載] 最近の外国業績より
栄養・代謝・内分泌
日本医科大学小児科学教室
pp.242-245
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002081
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
背 景 米国では食物アレルギーの有病率は4~8%に上り,世界中でアレルギー疾患の患者は増加傾向にある.ビタミンD欠乏または過剰が気管支喘息や他のアレルギー疾患発症のリスクになるとの複数の報告が存在する一方で,食物アレルギー(FA)を有する児は除去食に伴いビタミンDが欠乏する可能性がある.このようにFA患者におけるビタミンDの動態に関してはいくつかの要因や説が存在し,いまだに一定した見解は示されていない.そこで本研究では,FAを有する児とFAのないアトピー性疾患の児のビタミンD欠乏,および鉄欠乏の頻度の調査を行うことを目的とした.
Copyright © 2022, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.